女性の健康課題解決をテーマにした「フェムテック展」が5月25日、大丸梅田店(大阪市北区梅田3)13階特設会場で始まった。
フェムテック商品を取り扱う13店が集まる常設フロア「ミチカケ」が女性ヘルスケア専門の企画を展開するウーマンズ(東京都江東区)とコラボレーションして開催する同イベント。フィメール(女性)とテクノロジーを掛け合わせた「フェムテック」を幅広く女性に知ってもらうことを目的に掲げる。国内の百貨店で同様のイベントが開催されるのは初めてという。
会場では医療品メーカーや健康食品メーカーなど60社が、フェムテックに関わる商品や技術、サービスを展示する。手指の関節が曲がる病気「ヘバーデン結節」の患者向けに曲がる特性を持つ金属のスズから作る「ヘバーデンリング」や、膣内の常在菌を調べることで将来の病気リスクや生活習慣を知ることができる「膣内年齢検査キット」などのメディカル用品もそろえる。鉄分「ヘム鉄」を使った鉄分補給ゼリーや福岡の「豆腐の盛田屋」が作る国産大豆を100パーセント使用したプロテインなど食品も展示する。各展示スペースには、商品に関わりがある健康データ一を閲覧できるQRコードも掲示する。
5月28日には、「女性の健康のためのアクション国際デー」に合わせて、クリエイティブディレクターの辻愛沙子さんとフェムテック企業「メデリ」の坂梨亜里咲さんをゲストに迎えトークショーを開催する。同店5階の「ミチカケ」では、27日~29日、13階会場で展示している商品を一部体験できるイベントも用意する。
「ミチカケ」のプロモーションを担当する高橋知世さんは「一般消費者に向けての展示会がフェムテックに注目が集まる機会にもなれば」と話す。
開催時間は10時~20時。入場無料。今月31日まで。