マグロ専門店「新鮮組まぐろ屋」(大阪市北区天神橋5、TEL 06-6351-7725)が2月19日、天神橋筋商店街にオープンした。運営はGC(大阪市)。
長崎県の離島・対馬産のクロマグロを中心に扱うマグロ専門店。長崎県出身の石原義明社長が、離島における地域活性化を促進し、定住の促進を図る取り組みを支援する「離島振興法」の認知拡大と「離島から日本を活気づけたい」という思いからオープンした。対馬周辺の海は海流が速く、流れに耐えるために身が引き締まることで、脂の乗ったクロマグロが育つことで知られるという。広報の山根加奈さんは「クロマグロの養殖に世界一最適な海」と自信をのぞかせる。
店内にはカウンター12席を設ける。フードメニューは8種類を用意し、山根さんは「クロマグロを存分に堪能できるメニューばかり」と話す。目玉は、赤身と中トロを盛った「新鮮組クロマグロ丼 相盛り」(1,200円~)や「極上クロマグロ握り 11貫」(1,980円)など。ほとんどのメニューに「漁師の赤だし」が付く。注文はタッチパネルを活用し、ワサビの有無やシャリの量、薬味などを細かく選択できる。「新鮮組特選ガリ うなぎ入り」(300円)や「いくら」(350円)など10種類のトッピングも。山根さんによると、客単価は「より多くの人にクロマグロのおいしさを知ってもらいたい」と原価率70パーセント以上とし価格を抑えた。
ドリンクメニューは、「瓶ビール(中瓶)」(500円)や「ハイボール」(400円)、「黒烏龍(ウーロン)茶」(300円)の3種類を用意。テークアウト利用も可能で、入口側にテークアウト注文専用のタッチパネルを配置する。オープン当日には開店前から20人以上の客が押し寄せたといい、出だしは好調。山根さんは「予想以上にお子さま連れのファミリー客が多いので、今後はお子さま向けのメニューも開発したい」と意気込む。
山根さんは「とにかく当店自慢の丼を注文してほしい。トッピングも豊富に用意しているので、自分好みに仕上げて食べてもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は11時30分~21時(土曜・日曜・祝日は11時~20時)。「まん延防止等重点措置」期間中は20時まで。