「バレンタインチョコレート博覧会」が1月20日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)で始まった。
大阪・中津のクラフトビールを使用した中津ブルワリー×Cru de M「クラフトビールショコラ」
「チョコでつながる、しあわせ」をテーマに、約300ブランド、約3000種類のチョコレートを販売する。9階メイン会場に加え、地下1階から11階までの10フロア14カ所で展開する。
9階フロアでは、「チョコスイーツタウン」や、プラリネやガナッシュなどのフィリングが入ったチョコレートを集めた「ボンボンショコラミュージアム」のほか、「カカオワールド」「コミューナルチョコ」「リカーチョコマルシェ」「ニッポンのチョコのちから」「ゴーゴーチョコパーラー」の合わせて7コーナーを展開する。
今回が初企画の「コミューナルチョコ」には16ブランドを集めた。地域の活性化や環境保全、食文化の継承などを目的に地域に根差した素材を使用した商品がそろう。国際線ファーストクラスの機内食にも採用されたという「伊勢ファーム」のブルーチーズや酒蔵「男山」が醸造する日本酒「復古酒」など北海道産の素材を使用したRAMS CHOCOLATE (ラムズ チョコレート)の「旭川ボンボンショコラ2022」(12個入り=4,801円)のほか、和歌山県産のしょうゆやミカンを使用したtoco*towa(トコトワ)の「bonbon3『紀州』」(3個入り=1,001円)などを提供する。
「カカオワールド」には、産地の特徴を引き出しているというブランドや、カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行っているというBean to Barのブランドを集めた。初登場の「CHOCOLATE BANK(チョコレートバンク)」は、コロンビアの農園でカカオの栽培から行い、生産過程で生み出されるカカオバターを使用した「カカオバターキャラメル」(12粒入り=2,376円)や「カカオバターキャラメルサンド」(6枚入り=2,160円)を用意する。
「リカーチョコマルシェ」には、日本酒や焼酎、ワインやウイスキーなど酒を使用したチョコレートが集まる。「エクチュア」のショコラティエと大阪・中津の「中津ブルワリー」がコラボして提供する中津ブルワリー×Cru de M(クリュ ド エム)の「クラフトビールショコラ」(4個入り=2,160円)が今回、初登場する。
2階化粧品売場ではカカオに着目したチョコレートをかたどったせっけんなどのスキンケアアイテムやビューティーフードを販売しているほか、7階リビング用品売場ではチョコレートとワイン、ワイングラスのペアリングを提案する。250ブランドの商品をそろえたオンライン販売も昨年12月に開始し、売上高は昨年を上回るという。
コロナの感染対策として、売り場の通路を広く取り、人気ブランドでは入場の事前予約を受け付ける。新型コロナウイルス感染拡大を受け「ゴーゴーチョコパーラー」でのソフトクリームやドリンクなどのイートイン商品は販売を中止し、代わりに持ち帰りのアイスクリームを用意する。
広報担当の廣内有里枝さんは「チョコレートを通して家族や友人に感謝を伝える機会にしてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~20時。2月14日まで。