「大阪製ブランド製品」が一堂に会する展示会が9月3日、大阪府立中之島図書館(大阪市北区中之島1、TEL 06-6203-0474)3階展示室で始まった。
大阪府では、府内中小企業の技術に裏打ちされた創造力のある製品を「大阪製ブランド製品」として大阪府知事が認定することで、大阪のものづくりのブランドイメージを高めるとともに、府内企業における自社製品開発を促進している。
今回の展示会は、2012(平成24)年に制度を開始以来認定した日用品やキッチン用品、インテリア、雑貨、文具、アパレルなど「大阪製ブランド製品」の全て98点を展示する初めての機会となる。
展示するのは、一人暮らしの若者に向けた堺のコンパクト和包丁や桐ダンス職人が作った桐製米びつなど伝統的な大阪製品をアップデートした製品をはじめ、エンジンバルブを使ったシャンパングラス、河内ワインの醸造後の「おり」を染料として使ったタオルといったユニークな組み合わせの製品、リサイクル可能なテイクアウト用弁当容器、古紙をアップサイクルしたレジャーシートなどSDGsを意識した製品など。
認定事業事務局の大阪産業局MOBIO事業部の大坂英雄さんは「府内ものづくり企業の技術力とこだわりが詰まった製品の数々を、この機会にぜひ見てほしい。館内2階のライブラリーショップでは一部製品の購入もできる」と話す。
開催時間は、平日=9時~20時、土曜=9時~17時。日曜・祝日は休館。9月29日まで。入場無料。