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天三で「つながる、ぬりえ展」 子どもが描いた下絵に高齢者が塗り絵した作品展示

企画した阪井さん(左)と築部理事長(右)

企画した阪井さん(左)と築部理事長(右)

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 天神橋三丁目商店街の「天三おかげ館」(大阪市北区天神橋3)で7月31日から、「つながる、ぬりえ展」が開催される。主催は天神橋三丁目商店街振興組合(同)。

大胆な色使いの塗り絵

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 小学生から専門学生が描いた絵に、高齢者施設の利用者が塗り絵で色を付けた作品を展示する同展。コロナ禍で高齢者の外出や面会、レクリエーション活動の自粛が続く中、「人との交流を生み出したい」と近畿社会福祉専門学校(都島区)の阪井妙子さんが発案。昨年5月から同校ホームページで、福祉施設に向けに塗り絵の下絵を無料で提供している。

 作品の展示は昨年12月、生野本通商店街(生野区)で初開催。今年2月には、天三おかげ館で絵を書いた子どもと高齢者をオンラインでつなぐイベントを開催した。今回、絵を描いたのは近隣の堀川小学校(東天満2)や金蘭会高等学校・中学校(大淀南3)、堀江アートスクール(西区)の生徒。長崎県小値賀島や鹿児島県徳之島の子どもも参加し、約330人の絵が集まった。

 7月31日と8月6日は展示とオンライン交流会を、8月7日・8日は展示のみを、それぞれ行い、合わせて600点以上作品を展示する。阪井さんは「大胆な色使いや、余白に書かれたコメントにも注目してほしい。コメントにその人の人生が出ているように感じる」と話す。

 文具店「文丘堂」2代目社長で同組合理事長の築部健二さんは「人と人を結びつける塗り絵は、コロナ禍にぴったりな企画だと感じた。今年の天神祭りは神事のみの開催で、イベントが開催できず寂しい。商店街に明るさを取り戻すために、秋には『天満天神繁昌亭』(天神橋2)の15周年タイアップ企画や秋祭りを企画している」と話す。

 開催時間は10時~17時。

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