玩具や雑貨を企画・制作・販売する「ヘソプロダクション」(大阪市福島区大開1)が6月中旬、「フエキのり佃(つくだ)煮」を発売する。
ヘソプロダクションは2019年、有名文具メーカーとコラボレーション商品を開発するオリジナルブランド「へそ文-HESOBUN」を立ち上げた。これまで、寺西化学工業(大阪市旭区)の「?」マークの油性マーカー「マジックインキ」にふりかけが入り、累計100万本突破した商品や、シード(都島区)が世界に先駆けて生産したプラスチック消しゴム「Radar(レーダー)」の青いケース柄の靴下や文具など、コラボ商品を販売している。
黄色い容器が特徴的な「フエキどうぶつ糊(のり)」を製造する不易糊工業(八尾市)と食品関係でコラボレーションするのは今回で20回目。「ノリでクリエイトする」をコンセプトに、「フエキキャンディ」「フエキ綿棒」などをこれまでに販売している。
新製品の「フエキのり佃煮」(715円)は、黄色い容器にのりの佃煮が6袋入ったもの。稲本実社長は「でんぷん糊は食べても安全。だったら本当に食事として楽しめるのりを使った商品を考えた」ときっかけを話す。容器は小物入れなどにも使えるため、プレゼントなどギフト需要も見込む。
稲本社長は「幅広い世代に知られている『フエキくん』で食卓を囲み、楽しい会話が生まれたらうれしい」と話す。「糊だけに心をくっつけることができれば」とも。
実店舗やオンラインショップで販売する。