シュークリーム専門店「ビアードパパ」を運営する麦の穂(大阪市北区西天満3)は6月1日から、クリームが入っていないシュー生地のみの販売を各店舗で始めた。
店頭のオーブンで焼くシュー生地に、注文を受けてから毎日手作りするクリームを詰める実演販売でシュークリームを提供する同店。1999(平成11)年4月、福岡県糟屋郡に1号店をオープン。現在、国内外に400店以上を展開する。
シュー生地は、「サクサクとした口当たり」を生かしながらも崩れにくく食べやすいように開発。アップルパイやミルフィーユなどに使われるパイ生地は、香ばしい風味がある反面、崩れやすい難点を改良したという。コロナ禍の「おうち時間」を、スイーツ以外にも活用できるシュー生地「ビアードパパオリジナルシュー生地」(100円)を使って料理を楽しんでほしいと企画。今回初めてシュー生地のみを販売する。
公式ユーチューブチャンネルでは、シュー生地を使ったレシピ動画を公開。シュー生地の上部をカットし、中にクリームシチューを詰めたポットパイや、野菜やサラダチキンと盛り合わせたサラダなど、シュー生地の丸い形を生かしたレシピを提案する。SNSでは「まねして作ってみたい」「アレンジせずそのまま味わいたい」と反響があった。
広報を担当する白石郁弥さんは「オリジナルシュー生地を使ってお子さんとホームクッキングを楽しんだり、手軽なアレンジで食卓にもう一品を追加したりして、おうち時間を楽しんでほしい」と話す。