ホテルグランヴィア大阪、「パティシエ工房」新設でターゲット拡大

19階のラウンジ「リバーヘッド」内に新設された「パティシエ工房」

19階のラウンジ「リバーヘッド」内に新設された「パティシエ工房」

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 ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区梅田3、TEL 06-6344-1235)は、19階のラウンジ「リバーヘッド」の一部を改装し「パティシエ工房」を新設、デザートを前面に打ち出した内容で9月11日にリニューアルオープンした。

ラウンジ「リバーヘッド」店内の様子

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 店舗面積204平方メートル、86席でゆったりとした同店は、ドリンク、ケーキ、サンドイッチなどの軽食をそろえる。これまで50~60代の女性を主なターゲットにしていたが、同ホテルの3ラウンジ共通だったデザート類を同店オリジナルデザートに切り替え、30~50代の女性もターゲットに加え客層の拡大を狙う。

 リニューアルでは今までのケーキに加え、アシェットデセール(皿盛りデザート)を用意。1~2人サイズのシフォンケーキにフルーツを添えた「プティシフォン」(単品=1,800円、コーヒーまたは紅茶とのセット=2,300円)や、サクサクのパイにカスタードクリーム、季節のフルーツ、アイスクリームを乗せた「季節のフルーツパイ仕立て」(単品=1,500円、セット=2,000円)、ホテルメードの「アイスクリームの盛り合わせ」(単品=1,300円、セット=1,800円)など全6種。

 ケーキ類では、ゴールデンピーチやマスカット、イチジクなど、季節のフルーツをふんだんに使用した8種のタルトを追加。いずれも旬のフルーツを使用するため、頻繁にメニューを変更していくという。単品=750円、コーヒーまたは紅茶付きのケーキセット=1,500円。全10種を用意する。ケーキ類はテークアウトも可能(550円~)。

 今回のリニューアルで、これまで店内スタッフがパフェなどを製作するために設けていたカウンターを約3倍の広さの22平方メートルに拡大し、「パティシエがデザートを仕上げる様子を見えるようにすれば注目も集められるのでは」(同店マネージャー)と「パティシエ工房」を新設。ショーケースも店内のみだったものをL字型のものに変え、店に入る前に通路から見ることができるように工夫した。その結果、全曜日延べ平均40個の注文だったデザート類が、平日で約50個、土曜・日曜で約80個とリニューアル後は注文数を伸ばしているという。今後は平日60個以上、土曜・日曜は100個以上を目標にする。

 ホテルの新設やリニューアルが相次ぐ梅田エリアにある同ホテルは、「ホスピタリティー」に重点を置き、さまざまなサービスの強化を行っているという。今回の改装については、「サービススタッフやパティシエも前に出ておもてなしをすることで、ホスピタリティーのあるホテルだとお客様に感じてもらいたい」(同ホテル広報担当者)と期待を寄せる。改装費用は約3,500万円。

 営業時間は9時30分~22時。

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