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中崎町にパティスリー&カフェ「ハノック」 パティシエは全員20代

全員20代のパティシエで構成されたパティスリー&カフェ「ハノック」

全員20代のパティシエで構成されたパティスリー&カフェ「ハノック」

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 パティスリー&カフェ「hannoc(ハノック)」(大阪府大阪市北区万歳町4,TEL 06-4792-8069)が3月13日、オープンする。運営はドリームラボ(北区)。

「パリブレスト」はキャラメルとピスタチオの2種類

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 店名は、空気を構成している窒素(N)や酸素(O2)、二酸化炭素(CO2)などの物質の頭文字を組み合わせた造語。「いろんなものが混ざり合って存在する空気のように、いろんな個性や可能性が集まってみんなでこの場所を作っていきたい」という思いが込められている。

 所属するパティシエは全員20代で、ホテルやパティスリーで経験を積んだ5人で構成する。シェフを設けず、一人一人が活躍できる場を与えることで、洋菓子業界に新たな風を吹き込むことが狙い。担当した商品は個人名を出して打ち出し、店のSNSアカウントと併用して、個人アカウントでもPRを行う。インスタライブなども積極的に行い、若手メンバーならではの店作りで運営する。

 店は、築58年の浪速ビル西館1階にオープン。約150平方メートルの店内は、コンクリート造りの新旧入り混じる空間に仕上げ、中央にガラス張りの厨房(ちゅうぼう)を設置。作り手を隅々まで観察できる空間にすることで、パティシエやケーキの価値を高めることを目的としている。広報の赤座祥子さんは「客との対話でアイデアが生まれることも。作業中でもどんどん話し掛けて」と呼び掛ける。席数は、カウンター8席、テーブル12席の全20席を設置。

 商品は、ケーキや焼き菓子などのテークアウトメニューを中心に約20種類が並ぶ。目玉は「パリブレスト」で、キャラメルとピスタチオの2種類をそろえる。ほか、フランス・ノルマンディーから輸入した発酵バターのみを使用した「中崎バターサンド」や、ミルクの豊かな風味を残した「生ゴーフレット」、サントメ産70%カカオを使用した「濃厚テリーヌ」なども。イートイン限定メニューとして、季節のパフェや、アシェットデセールも用意する。ドリンクは19種類。

 赤座さんは「ITツールを取り入れたり、若手中心の店舗運営であったりと、これまでの洋菓子業界の常識を覆す挑戦の場にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。

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