高級食パン専門店「この街ありがとう」(大阪市福島区福島7)が1月30日、福島・聖天通商店街にオープンした。
プレーン「この街ラプソディー」(右)とレーズン入りの「夕暮れぶどう」(左)
大阪・兵庫に携帯ショップを6店展開する情報通信業のダイヤアクセス(梅田3)が、新規事業としてオープンした同店。店名の「この街ありがとう」には、同社スローガン「『幸せ』と『ありがとう』のかけはしになりたい」と「携帯ショップと同様、地域に密着し、住民の方に喜んでもらえる店にしたい」との思いを込めたと筒井隆介社長。
全国で独特のネーミングの食パン専門店をヒットさせているベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがプロデュースし、同店は271店舗目となる。店舗面積は約10坪。提供するパンは全て店内で焼き上げたもので、ファミリー層を中心に1日あたり150本~200本の販売を目指すという。
角地の立地を活用し、壁面2面には大阪の街並みを背景に顔が食パンの男性、岸本さんらのイラストを全面に描く。紙袋は、80~90年代トレンディードラマ風の男女が福島・ほたるまちにたたずむノスタルジックなイラストを施す。
食パンは、フルーティーでほのかな酸味があるブルーベリーの花から採った蜂蜜、無添加の生クリーム、フランス産発酵バターと国産バターの2種類のバターなどを使い、耳までやわらかく、しっとりとした食感に仕上げた。プレーン食パン「この街ラプソディー」(2斤、880円)と、大粒のレーズンが入り甘酸っぱい風味の「夕暮れぶどう」(同、1,080円、20本限定)の2種類を用意。食パンを使った「ラスク」(280円)のほか、「カナダ産ブルーベリー蜂蜜」「皮付きピーナッツクリーム」(以上880円)など、パンに合わせるスプレッド類も販売する。
筒井社長は「コロナ禍で活路となるテークアウト店で、地域の方々の暮らしを豊かにする手伝いができれば。息長く愛される店を目指したい」と意気込む。行列を回避するため、9時30分から店頭で当日販売分の整理券を配布する。
営業時間は10時~18時(パンが無くなり次第終了)。