低糖質メニューを提供する「WHITE KITCHEN(ホワイトキッチン) 低糖質食専門店 byローカーボキッチン然(ゼン)」(大阪市福島区福島7、TEL 06-6485-8382)が10月1日、JR福島駅近くにオープンした。運営はm&m’s(北区堂島3)。
大阪・北堀江と高槻に店舗を展開する「ローカーボキッチン 然」の、薬剤師が考案した低糖質食を提供する同店。店名のローカーボは、「ローカーボハイドレート」の略で「低糖質」を意味する。低糖質ダイエット、ボディメーク、病気で糖質を控える必要のある人が、「糖質量を気にせず、安心して外食を楽しめる」よう、全メニューの糖質量を表記し、7グラム以下に抑える。座席は、カウンター席=8席、テーブル=22席。
糖質は三大栄養素の一つである炭水化物に含まれ、血糖値を上げる原因となるため、糖質を制限することで血糖上昇を抑え、ダイエットなどの効果が期待されるという。砂糖や米、根菜など、糖質の高い食材を使わず、植物由来の甘味料「ステビア糖」、こんにゃくで作った麺や米を使ったり、調理法を工夫したりすることで、「一般的に低糖質食に抱かれる『味がうすい』『質素』などのイメージを感じさせない料理」と北村竜太店長。
ランチは、タンドリーチキン、唐揚げ、照り焼きなど6種類から選べるチキン料理とサラダをワンプレートに盛り付けた「チキンランチ」(1,320円)と、4種類のパスタから選べる「パスタランチ」(サラダ付き、1,100円)。パスタメニューで一番人気のカルボナーラは、通常の約20分の1の糖質量(3.4グラム)に抑えているという。
15時から提供するアラカルト料理は、約50種類を用意。オーストラリアで牧草のみを与えて飼育した「グラスフェッドビーフ(牧草牛)ステーキ三種盛り合わせ1Pound」(6,017円)、「国産豚のとんかつ」(1,221円)、「タンドリーチキン」(495円)などの肉料理をはじめ、パスタ(1,100円~)やリゾット(1,221円~)、シーフードを入れたアヒージョ(2種、1,100円)、サラダ(3種、517円)など。
「然-zen-ロールケーキ」(594円)、「然-zen-バニラプリン」(396円)などのスイーツは、パティスリー「Ile Livre(イル・リーヴル)」(三島郡)の船越哲也さんと共同で開発したもの。通常の材料で作ったケーキと比べ、甘さやスポンジの柔らかさなど、違いが分からないほどという。
北村店長は「これまでの『おいしくない』低糖質食のイメージを壊し、『おいしい』低糖質食を広めたい。今後はランチのサブスク(定額制)も考えており、食事を通して健康で、かっこいい体づくりのお手伝いができればと」話す。
営業時間は11時30分~20時。