大阪・堂島の理容店「ヘアサロン大野iki(イキ) 堂島店」(大阪市北区堂島2、TEL 06-6345-6182)が9月7日、店内に靴磨き専門店を併設し、散髪中に靴磨きもできるサービスを始めた。
1934(昭和9)年、東京都大田区で創業したヘアサロン大野グループ(東京都中央区)の大阪1号店として、1963(昭和38)年にオープンした同店。現在、東京、大阪、ベトナムに14店展開する。散髪のほか、フェースケア、ネイルケア、フットケアなどのメニューも用意する。2018(平成30)年、南青山にオープンした店舗に靴磨き職人が常駐し、サービスを開始したところ、月間で約100足の依頼があり、評判がよかったため、堂島店でも導入することになったという。
理容店に併設するのは、昨年、大阪・四ツ橋にオープンした米・サンフランシスコ発の靴磨き専門店「ザ・シューシャインギルド ジャパン」(西区)。2011(平成23)年から靴磨き職人として働く大岡辰徳さんが渡米し、現地の店舗で修業を積んだ後、のれん分けを許された。「ヘアサロン内に靴磨き店を併設するのは、関西初ではないか」と、同社のゼネラルマネジャーの小尾嘉門(よしひろ)さん。
靴磨きを希望する客は、散髪をしている間に靴を預け、散髪中に職人がクリームで磨き上げる。つま先やかかとを中心に磨いた「鏡面磨き」ではなく、靴の形やバランスを見極め、全体的につやを出して仕上げるという。料金は、カット=3,850円~(シャンプー付き、30分~)、靴磨き=1,650円~(15分~)。革靴のほか、スニーカーにも対応する。革かばんのメンテナンス(2,970円~)や靴のクリーニング(4,180円)も受け付ける(約1週間の預かり)。靴磨きのみの利用も可能。
ヘアサロン大野iki 堂島店の浜根裕一店長は「堂島は多忙なビジネスマンが多い街。『ワンストップ男磨き』をコンセプトに、ヘアサロンに行ったら、靴も磨いて、身だしなみを整えてほしい。コロナで沈んでいる街の雰囲気を、少しでも元気にできれば」と意気込む。
営業時間は、理容店=10時~19時30分(土曜・日曜・祝日は18時まで)、靴磨き専門店=11時~19時(土曜は18時まで)。靴磨き専門店は、日曜・祝日定休。