阪急うめだ本店(大阪市北区角野町)が現在オンライン開催している「ハワイフェア2020」の一環として、パン店「カネミツベーカリー」が7月22日、阪急うめだ本店地下1階に期間限定オープンした。
「ハワイフェア」は、現地のフードや雑貨の販売だけでなく、フラダンスや音楽などの文化体験できると、2014(平成26)年から毎年開催している人気イベント。今年は、新型コロナウイルス対策で、人が集まる会場で開催せず、初のオンラインで開催となった。7月11日からユーチューブでハワイ現地からトークショーなどをライブ配信している。15日からは、ハワイのご当地グルメやアクセサリーなど約350種類の商品をそろえるオンラインストアを展開している。
「できたてのハワイの味を食べてほしい」と、カネミツベーカリーが「ハワイフェア2020」で唯一、店頭で販売する。カネミツベーカリーはモロカイ島で1935(昭和10)年、日系人の兼光さんが創業。看板商品の「モロカイブレッド」は、重さは約500グラムでボリュームがあり、「もっちり、ふわふわした」食感が特徴。昨年のハワイフェアで、島外に初出店し、期間中約3000個を売り上げた。プレーン(972円)のほか、クリームチーズとジャムを挟み、一番人気の「ブーベリー&クリームチーズ」、同フェア限定で考案した「マンゴー&クリームチーズ」(以上、1,296円)の3種類を用意する。
ユーチューブでは、ハワイのショップオーナーなどをゲストに迎え、現地から最新のハワイ情報を発信するトークショーや、夕日が沈んでいく様子などをライブ配信する。現地からオンラインで、ヨガやフラダンスのレッスン(有料)も用意する。同フェアを企画した楠田翔さんは「百貨店のメインターゲットである中高年層お客さまがSNSを見てくれるか心配したが、予想を上回る多くの方に視聴してもらえ、手応えを感じている」と話す。
営業時間は10時~20時。ハワイフェア開催期間は、オンラインイベント=7月26日まで、オンラインショップ=同28日まで。