梅田経済新聞の2020年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、「大阪・八軒家浜でお花見クルーズ 新型コロナ感染なら一人28万円の補償」だった。
ランキングは今年1月1日から6月29日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 大阪・八軒家浜でお花見クルーズ 新型コロナ感染なら一人28万円の補償(3/25)
2. 大阪梅田駅の「ブックファースト」閉店へ 2階店は営業継続(2/12)
3. 大阪駅の商業施設「ルクア」「ルクアイーレ」に今春21店オープンへ(2/7)
4. 阪急うめだ5階~7階を改装へ 富裕層への対応強化(1/7)
5. 梅田の商業施設が続々と営業再開(5/21)
6. 梅田「エスト」に女性向け食のエリア誕生 全国初、関西初など全16店(2/17)
7. 大阪・福島に「とろとろ」食感のわらび餅店「わらび屋本舗」(3/30)
8. 大阪駅前第3ビルにすし酒場「さしす」 大将は和食一筋48年(1/30)
9. 天満に一人焼き肉店「焼肉ライク」 開店時に約60人の行列(3/23)
10. 梅田の第3ビルに居酒屋「堂山食堂」 550円でハムカツ食べ放題(3/10)
1位となった記事は、お花見クルーズの乗船が原因で新型コロナウイルスに感染した場合休業補償金として1人28万円支払うというもので、やはりコロナに関連する記事となった。高額な補償を付けるのは、「徹底的なコロナ対策を実施している」という自信の表れから。しかし、このプランを発表した1週間後に大阪府が外出自粛を発表したため、中止となった。まだ国からの補償制度が定まっていない折に、民間企業がいち早く補償を打ち出したことに、SNSでは称賛の声も上がったが賛否あり、2位と大差が付く結果となった。
3位は、この春、大阪駅の商業施設「ルクア」「ルクアイーレ」に新店が続々とオープンすると報じた記事。ファッションをはじめ、カフェやスイーツ、コスメなど西日本初など計21店舗が順次オープンするというもの。コロナの影響を受け、施設自体が休業だったこともあり、遅れてオープンする店もあった。
コロナに関連する記事としては、5位の「梅田の商業施設が続々と営業再開」や、20位の「梅田の巨大看板『大ぴちょんくん』 コロナ警戒信号を表示」もあった。
2位は、大阪梅田駅3階の「ブックファースト」が閉店することを報じた記事。約21年間営業を続け、3月6日に閉店した。3階の改札駅前という立地から通勤通学に利用する客や待ち合わせスポットとしても人気。6月19日、「ユニクロ 阪急大阪梅田駅店」がオープンした。
6位は、「エスト」に女性向け食のエリアが誕生し、全国初や関西初など全16店が集結したことを報じた記事。ファッションをメインとした商業施設として有名だが、今回はその感度の高い客が好む食のさまざまなジャンルがそろい、注目された。
新店オープン記事は5件がランクインし、6月に入ってからも新規出店の記事が徐々に増えはじめ、にぎわいを取り戻しつつある。