新型コロナウイルスまん延の影響を受けている企業や店などを支援しようと、大阪・福島区のデザイン事務所「スピーカーラボ」(福島5)が4月22日、企業名や店名をデザインしたTシャツやパーカを販売するプロジェクト「AD NAME」を立ち上げた。
プロジェクト企画立案者で同デザイン事務所スタッフのタイラー・テッセイさんによると、元々は製造業者をターゲットに企業ロゴをデザインしたTシャツを販売する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の広がりを受け、業種の制限なく、幅広く衣料を製作することにしたという。
「AD NAME」ウェブサイト(https://stylabo.official.ec/)では現在、デザインを希望する企業や店を受け付けている。選考の上、採用に至った場合、同社や同社とつながりのあるデザイナーがロゴをデザインする。Tシャツやパーカが売れた場合、1着につき、企業や店に1,000円、デザイナーにも1,000円が支払われる仕組み。
タイラーさんは「企業の屋号をおしゃれにデザインしてTシャツにしたら、案外広告になるのではと考えたのが今回の企画の始まり。ただのチャリティーTシャツではなく、『このTシャツがかわいいから買いたい』と思わせたい。こんな時だからこそワクワクさせたい」と話す。