企画展「Hello,ONE PIECE ルフィが町にやってくる!」が3月20日、大丸梅田店(大阪市北区梅田3)15階「大丸ミュージアム梅田」で始まった。
「ONE PIECE」は、1997(平成9)年より漫画誌「週刊少年ジャンプ」で連載する少年漫画。「海賊王」を目指す主人公・ルフィが、「麦わらの一味」の仲間と冒険するストーリー。日本のみならず、海外でも人気があり、コミックスの累計発行部数は4億6000万部を超える。同展は2017(平成29)年8月にマレーシアで初開催し、中国を中心としたアジアの都市や札幌や横浜など日本各地を巡回し、大阪は14カ所目。関西では初開催となる。
会場では名シーンのパネルや原作カラーイラストを間近に見ることができ、写真撮影も可能(映像作品の撮影や動画撮影は不可)。ルフィなどのキャラクターと記念撮影できるパネルも会場の随所に設置する。同作最新シリーズの鎖国国家「ワノ国」展示コーナーは大阪会場で初登場した。机に製作途中のイラスト、ペンやノートなどが置かれ、作者の尾田栄一郎さんのデスクを再現したコーナーや、全95巻のコミックを一堂に展示したコーナーも。
ゴーグルを装着し、尾田さんがキャラクターを描く様子を3Dで体感できるVR(ヴァーチャル・リアリティ)ブースは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。同内容の2D(平面)映像を、会場内に設置するタブレット端末で見ることができる。
同作は少年漫画であるが、来場者の半数は女性だという。2人で来場した女性は「名シーンを見ると連載が始まった頃を思い出して、泣きそうになる」と展示作品の一つ一つに見入っていた。
併設したグッズ店では、大阪会場限定の缶バッジをはじめ、クリアファイル、ボールペン、Tシャツなど企画展限定品を含む約110種類の商品を販売。グッズ購入のみの来店も可能。
入場時間は10時~19時30分(最終日は17時30分まで、新型コロナウイルスの影響で変更の可能性あり)。入場料は、一般=1,200円、中高生=1,000円、小学生=600円、幼児無料。3月24日は休館。4月6日まで。