大阪ターミナルビル(大阪市北区梅田)は8月5日、2011年春に完成予定の「大阪駅開発プロジェクト」の概要などを紹介するPRブースを、大阪駅構内日本旅行店舗内とアクティ大阪27階北展望ロビーに開設した。
PRブースでは、完成後の連絡通路や屋上プラザ、新設広場などを紹介するほか、新北ビルの概要、大阪駅の改良点やアクティ大阪増築などをパネルとプロモーション映像で紹介している。ブースやリーフレットなどには、同プロジェクト広報に起用しているディック・ブルーナ氏のイラストを使用している。
完成後は橋上駅舎と南北連絡通路が設けられ、大阪駅南北の新しい動線が生まれる。大阪駅と阪急梅田駅間はデッキで結ばれ、中央コンコースと駅南側は地上で、駅北側と地下鉄御堂筋線梅田駅は地下で結ぶよう動線を整備。ホーム上には、全長約160メートル、幅約105メートル、高さ25~50メートルの巨大ドームを設置する。
延べ床面積約210,000平方メートルの新北ビルは、百貨店、専門店、オフィス、シネコン、フィットネスクラブ、オフィスが入る複合施設になり、最上階の28階にはグラナダが運営する500坪のレストランが誕生する。駅の南側に位置するアクティ大阪は、地下2階~地上15階に約35,000平方メートルを増築。大丸梅田店が増床する。
また同社は、JR西日本と共同で同日、プロジェクトホームページを立ち上げた。以前は新北ビルの紹介のみだったが、駅改良・広場・アクティ大阪増築も取り上げ内容を充実させ、「ディック・ブルーナ氏のイラストを使用し、女性や低年齢層にも親しみやすいホームページにした」という。「ビジュアルで、生まれ変わる大阪駅を知ってもらいたい」とフラッシュを多用し、視覚的に分かりやすいものにした。
PRブースの開場時間は、日本旅行内ブースは月曜~土曜=10時30分~19時30分、日曜・祝日=10時30分~18時30分、アクティ大阪内=10時~23時。
アクティ大阪27階のPRブース(関連画像)現在のJR大阪駅北側の様子(関連画像)大阪駅開発プロジェクト大阪駅新北ビル公式サイトにウェブマガジン-ストーリー仕立てで紹介(梅田経済新聞)JR大阪駅北側百貨店、事業主を伊勢丹主導に変更(梅田経済新聞)