タイ屋台料理店「タイ屋台999(カオカオカオ)」(大阪市北区曾根崎2、TEL 06-7220-9082)が9月28日、お初天神裏参道にオープンした。運営はカオカオカオ(東京都中野区)。
2014(平成26)年9月に東京・中野に1号店をオープンした同ブランドは、今回が関西初出店の5店舗目。タイの屋台1000件以上を食べ歩いた同社社長代表の新井勇佑さんが「MADE IN THAILAND 100%」をスローガンに、本場の味を再現したタイの屋台料理を提供する。既存店は、最大2時間の行列ができるほど好評という。
店名の「9(カオ)」は、タイで縁起が良いといわれる数字。同店は3階建ての2フロア構成で、2、3階部分を客席として使用。36平方メートルの店内に56席を設ける。新井さんは「内装はタイでよく使う赤や青の家具を採用し、倉庫にあるタイ屋台をイメージした」と話す。メインターゲットには20代後半~40代の男女をに据える。
目玉メニューは、鍋と焼き肉が一度に楽しめるタイの国民食「ムーカタ」(1人前=2,138円~)。13種類の野菜は、専用ショーケースから取り放題のバイキング形式で提供する。同店では「日本人好みになるように」と、凹部分で作る鍋には、「クラチャイ」(ウコン)や「カー」(ショウガ)などのタイ薬膳のほか、ナツメ、桂皮などを取り入れた薬膳スープを使用する。焼き肉で提供する肉は、薬膳と相性の良い「和豚もちぶた」。薬膳に漬け込んで提供するため、「薬膳焼き肉」として楽しめるという。ムーカタは、3階席のみで提供する。
そのほか、釜に入った蒸し鶏のせご飯「釜飯カオマンガイ」(1,058円)や、定番の「ガパオ炒め」(734円)などフードメニューは48種類。ドリンクは、「国内でも扱うところが数少ない」というタイの生ビール「シンハー生ビール」(745円)のほか、バケツに入れたドリンクなど99種を用意する。
新井さんは「立地は飲み屋街を中心に展開している。東京では徐々に広まっているタイ屋台料理だが、ここを拠点に関西にも今後広めていけたら」と話す。
営業時間は、月曜~木曜=17時~24時、金曜・祝前日=17時~翌5時、土曜=16時~翌5時、日曜=16時~24時。