缶詰専門店「カンナチュール」が9月11日、大丸梅田店(大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231)地下1階に期間限定出店する。
化学調味料や保存料を使わない缶詰商品の製造を手掛ける「カンブライト」(京都府京都市)のポップアップショップ。同社は15年間IT業界で活動していた井上一馬社長が日本の食料自給率に危機感を抱き、2015(平成27)年に設立。併設する缶詰工場で、地域の特産品や規格外の農作物、加工の段階で出る端材などを活用した缶詰を作っている。
期間中、砂糖不使用の「スイートな焼き芋」(3缶入り、2,041円)、「牡蠣昆布オイル煮」(1,620円)など4種類を用意。井上さんは「『スイートな焼き芋』缶詰は封をした後、120℃で10分間、加熱殺菌する必要がある。その時間も考慮して何度も試作を重ねたので完成までに半年かかった」と話す。冷蔵庫で2~3時間冷やして食べると、スイーツのような味わいが楽しめるという。
井上さんは「旬の時期に大量にとれた作物や魚、規格外の作物などは廃棄されることが多い。それらを缶詰にできれば最もおいしく食べられる時期を長期にわたって維持できるし、食品ロス対策にもつながる」と話す。
営業時間は10時~20時30分(金曜・土曜は21時まで)。9月17日まで。