独奏から弦楽四重奏、オーケストラまで多様な編成で演奏する「大植英次プロデュース『大阪クラシック~街にあふれる音楽~』」が9月8日、御堂筋・中之島エリアを中心とした32会場で始まる。
「もっと身近にクラシックを楽しんでもらう」目的で大阪市や企業と協力して、2006(平成18)年に始まった同コンサート。大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪市西成区)をはじめとする、5楽団が協力して各会場でクラシックを演奏する。昨年までに累計で1041公演、57万人が来場した。
14回目となる今年は、31の企業・団体と協働し、59の無料公演を含む全81公演を予定している。会場はオフィスのロビーやホテル、カフェと多種多様。同楽団事務局の野瀬遼太郎さんは「演奏者と聴衆の距離がここまで近いクラシックはなかなかないのでは」と話す。一昨年始めた、能とクラシックを融合させた「クラシック&能」は今年も披露する。
会場は「大阪市中央公会堂」(北区中之島1)や「スターバックス 肥後橋南店」(西区江戸堀1)、阪急うめだ本店(北区角田町)など。前売りチケットはチケットぴあやローソンチケットなどで販売する。野瀬さんは「『格調高く、敷居は低く』をコンセプトに毎年やってきて、徐々に認知いただいている。初めての方でも気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
今月14日まで。