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関西テレビ本社屋にドームシアター 360度映像体験イベント

関西テレビ本社屋のドームシアター

関西テレビ本社屋のドームシアター

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 関西テレビ放送本社屋(大阪市北区扇町2)1階アトリウムにプラネタリウム型の「ドームシアター」が設置され、頭上に広がる360度映像の体験イベントが開かれている。

テレビ局のスタジオをぐるりと見回せる

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 コニカミノルタプラネタリウム製のドームシアターは、黒い半球を三角形の構造材で覆った直径6メートルの構造体。全天解像度が最大4.8K×4.8Kの同社製投影システムを使い、関西テレビ放送が和歌山大学と制作した映像4作品を上映する。内部のスクリーンは15度傾けて没入感を高めている。

 各上映時間は約5分~15分。作品の一つ、「テレビの裏側360°」は、同局の情報番組「報道ランナー」のスタジオ内を一面の映像で見渡せる。普段テレビには映らない居並ぶカメラやスタッフ、番組のセット、天井照明などを一度に見ることができ、子どもにも好評という。

 「“スワローエンゼル”C62-2号機の一日」は、線路上に設置したカメラで、頭上を蒸気機関車が走り抜ける迫力の映像を体験できる。ほかに小惑星リュウグウの探査を解説する「はやぶさ2 太陽系の起源をさぐる大いなる冒険」と、チリの皆既日食で全天空が夜と昼を行き来する様子を捉えた「1/400の奇跡」を上映する。

 関西テレビでは10年ほど前から他の放送局に先駆けて360度映像の研究開発に着手。昨年は工事前の道後温泉本館(愛媛県)を超高解像度カメラで撮影した映像が、東京の銀座三越でVR動画として上映された。

 関西テレビ放送の敷田信之さんは「これからは共感が重視される時代と言われる。映像を大勢で騒ぎながら楽しんでもらえたら」と話す。

 席数は32席。上映時間は11時~19時。観覧無料。9月1日まで。

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