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大阪・天六の映画カフェ「ワイルドバンチ」が新装1周年 実物の映画館座席も導入

「ワイルドバンチ」の森田和幸さん

「ワイルドバンチ」の森田和幸さん

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 大阪・天神橋筋六丁目駅近くの映画好きが集まるブックカフェ「ワイルドバンチ」(大阪市北区長柄中1)が5月9日、リニューアルオープン1周年を迎えた。

映画館の座席に座りながらお酒を楽しめる

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 横向きのヒッチコック監督をシルエットにした扉が印象的な同店。1フロアの手前に本棚、奥にバーカウンターがある作りで、面積は約100平方メートル。1周年を機に、塚口サンサン劇場(兵庫県尼崎市)から譲り受けた座席を2つ用意し、非日常感を演出した。

 人気メニューはカサブランカ豆を使った「ホットコーヒー」(500円)、映画館の雰囲気を楽しめる「できたてポップコーン」(300円)、「ジントニック」(600円)など。客層は男性が6割、20~40代が多く利用するという。

 同店は2005年に映画館館主を務めるほど映画が好きだった庄内斉(さとし)さんが開いた。2015年に67歳で逝去した後、「なくすのはもったいない」と常連客有志が交代で営業を続けていたが、2017年からは休業状態に。この状況を見て、映画情報サイト「キネプレ」編集長の森田和幸さんが2018年、店主に名乗りを上げた。

 森田さんは「ありがたいことに映画関係者や作家、アニメーターも来店してくれる。これからもイベントを企画してファンと業界の人が交流できる場所にしたい」と意気込む。

 オープン1周年を記念してさまざまなイベントを開催。5月12日にはディズニー・マーベル公式イラストレーターのカズ・オオモリさんを招いてトークイベントを開催。イラストの制作秘話や、利用者の前で絵を描き、仕上げていくライブドローイングも披露する。開催時間は14時~16時。料金は、予約=1,500円、当日=2,000円。

 席数は、カウンター7席、テーブル席17席の計24席。営業時間は、カフェ=14時~19時、バー=20時~24時。金曜はバー営業のみ。月曜定休。

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