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阪急うめだ本店に日清「モモフク ヌードル」専門店 2145通りからオーダーメード

「カップヌードル」の新作「モモフク ヌードル」

「カップヌードル」の新作「モモフク ヌードル」

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 日清食品(大阪市淀川区)は10月3日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)地下1階にカップ麺「カップヌードル」の新作「モモフク ヌードル」の専門店をオープンする。自分好みの一杯を2145通りから作れる。

自分好みの一杯を2145通りから作れる

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 有名食品メーカーと組み、店舗限定の新商品を共同開発する阪急うめだ本店の施策「オンリーワン戦略」第9弾。日清食品との協業は初めて。「未来のカップヌードル」をテーマに2018年1月から開発を始め、7カ月の試食・検討を重ねて今年8月に完成した。商品には同社創業者で「カップヌードル」の発明者、安藤百福(ももふく)の名前を冠した。

 購入時に、スープを3種類から1つ、具材を10種類から4つ選ぶのが特徴で、組み合わせは2145通りになる計算。日清食品マーケティング部の藤野誠部長は「未来の食事は一人一人にカスタマイズされていくと考えている」と説明する。

 味の面でこだわったのは「素材のナチュラルなおいしさ」。野菜の舌触りを残した濃厚なスムージースープは、「グリーン」(ほうれん草とブロッコリー)、「レッド」(トマトと赤パプリカ)、「イエロー」(にんじんとココナツミルク)を用意。

 専用に開発した麺はスープがよく絡む平打ちウエーブタイプとし、レタス2個分の食物繊維が入った層を全粒粉の層で挟んでいる。具材はトマトやエダマメといった野菜などをペーストにし、サイコロ型に固めて乾燥させている。

 麺、スープ、具材全てに化学調味料を使っていない。カロリーは既存品とほぼ同じ300~350キロカロリー。一方、塩分は1グラム程度減らした。組み合わせが決まった「おすすめセレクト」(1個=540円)も3種類販売する。

 藤野さんは「この商品からカップ麺のイメージを変えていきたい。一例だが、カップ麺とは縁遠い『女子会』のようなシーンにも浸透してほしい」と期待を込める。

 価格は1食540円。阪急阪神百貨店では年間販売数約80万食、売上高4億円を目標に掲げる。同社フード新規事業開発部の馬場淳士DMは「20~30歳代のミレニアル世代にも十分アピールできる商材。新たな層の獲得を狙いたい」と話す。

 店頭で具材を同梱(どうこん)するため提供時間は1人4分程度掛かる。店頭で湯の提供はしない。

 営業時間は、10時~20時(金曜・土曜は21時まで)。

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