大阪・中之島で10月5日~7日、文楽を楽しむイベント「ムムム!!文楽シリーズ 中之島文楽」(大阪市北区中之島1)が開かれる。
ユネスコ無形文化遺産の「人形浄瑠璃文楽」をこれまで見たことがない人や文楽劇場に行ったことがない人に、文楽や他の古典芸能への関心の拡大とその発展につなげることを目的とした同イベント。今年で4回目の開催となる。
公演は、約40分のトークショー「文楽ってナンダ?おもしろ文楽のススメ」と約60分の文楽上演。トークショーでは文楽ビギナーのゲストを招き、資料映像を交えて解説するなど文楽の魅力を初心者にも分かりやすく伝える。
上演する演目は「壺坂観音霊験記 沢市内より山の段(つぼさかかんのんれいげんき さわいちうちよりやまのだん)」。1684年に竹本義太夫が創始した「義太夫節」の名曲が聴けることが有名で、文楽には珍しい夫婦の愛をストレートに描きながらハピーエンドを迎えるストーリー。初演は大明治12年10月に阪大江橋席でされ、文楽の中では新作に入る演目だという。
チケットは大人(高校生以上)=2,000円。子ども(小・中学生)=1,000円。各日先着700人。10月5日=18時開場、19時開演(21時頃終演予定)。10月6日・7日=12時30分開場、13時30分開演(15時30分ごろ終演予定)。