JR大阪駅の商業施設「ルクアイーレ」(大阪市北区梅田3)7階のギャラリー「DMOARTS」で7月5日、イラストレーターの谷小夏さんの個展「ie」が始まった。
2016年に京都精華大学デザイン学部を卒業しイラストレーターになった谷さん。大学時代から積極的に個展を行い、今回で4回目。現在は雑誌の挿絵や雑貨アイテムなどのほか、谷さんの母校である樟蔭(しょういん)中学・高校にイラストの提供などを行っており、人物を描いた個性的な絵が人気を得ている。
タイトルの「ie」は、日本語で「家」を指すほか、人工言語のエスペラント語で「どこかの」という意味も持っており、地域も時代も分からない架空の家族の物語をコンセプトとしている。さまざまな家族を色鉛筆で描いた絵が26点並ぶ。柔らかい色使いが特徴で、いずれも今回のために書き上げた新作。ポストカード(小200円、大250円)やポスター(2,000円)、携帯ケース(3,500円)などのグッズも販売する。
谷さんは「今までで最大となる個展。見た人に自由に想像してもらえたら。今後は、もっと大きなサイズの絵にも挑戦していきたい」と話す。
同ギャラリーラジオ局「FM 802/FM COCOLO」内のアートプロジェクト「digmeout」がプロデュースする。2011年にJR大阪三越伊勢丹でオープンし、2017年同施設に移転。若手アーティストの作品を中心とした展覧会を定期的に開催するほか、アクセサリーは文房具の販売、ライブペイントやワークショップなどのイベントも行っている。
開催時間は10時~21時(最終日は18時まで)。