プロの料理人・パティシエ対象の料理コンテスト「食の都・大阪グランプリ」入賞作を店で提供する「食の都・大阪レストランウィーク」が2月1日に始まった。梅田エリアでは18作品を提供する。
料理コンテストのテーマは「大阪らしい料理・デザート」。毎回200作品以上が集まり、累計応募数は1867作品に上る。9回目の今回は過去の受賞作39作品を40店で提供する。
梅田エリアでは、「和食・日本料理部門 優勝」「大阪市漁業協同組合特別賞」をダブル受賞した「鮨(すし) 千陽」(福島区福島5)の田場壱成さん作「炙(あぶ)り大阪穴子の巻き寿司(ずし)」を提供。「お客さまに穴子の良さを伝えたい」との思いから穴子を外に巻き、希少な「高山ゴボウ」、「勝間南京」のペーストを包んだ。田場さんは「大阪にも知られていない食材があることを伝えたい」と話す。
「ホテルモントレ大阪」(梅田3)のフランス料理店「エスカーレ」では、「洋食・西洋料理部門 優秀賞」の田中佑介さん作「泉州犬鳴ポークと箕面地ビールのアンサンブル 『大阪カルボナード』」を提供。地ビールによる独特の苦みと玉ネギの甘みが特徴。大阪産の春菊や水なすなどを使う。「大阪産のおいしさを伝えたい」と田中さん。
そのほか、イタリアンバル「魚 de バール ウオチカ。」(角田町梅田地下街2)では「アジと茄子(なす)のインボルティーニ」、カフェ「ノウス ラウンジ 北欧館」(角田町7)では「カボチャと林檎(りんご)のタルト」を提供するなど、多岐にわたる歴代優勝作品が各店にそろう。
今月28日まで。