阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)8階で1月24日、全国各地から駅弁を集めた「阪神の有名駅弁とうまいもんまつり」が始まった。
2001年に始まり、今年で18回目となる同イベント。毎年来場する人も多く、阪神の物産展の中でもトップの売り上げだという。今年は全国各地から約260種類の駅弁を集めた。
今回初めて、九州で駅弁の立ち売りを生業にする「立ち売りおじさん」が来場。昭和時代はよく見られた「立ち売り」も現在は日本で3人のみで、そのうち熊本県のJR人吉駅で48年間立ち売り一筋の菖蒲豊實(しょうぶとよみ)さんと、福岡県のJR折尾駅で自前の歌を歌いながら立ち売りを行う小南英之さんが来場する。2人とも関西を訪れるのは初めて。小南さんは「このお弁当をきっかけに折尾のことをもっと知ってほしい」と気合の入った様子を見せた。「立ち売りおじさん」の販売は11時30分~夕方。今月27日まで。
会場では、広島県・宮島口駅の「『うえの』あなごめし」(1,944円)、宮城県・仙台駅の「厚切り牛たんとA5仙台牛Wステーキ弁当」(1,600円)など24種の駅弁を実演販売。「輸送駅弁」コーナーでは、約230種の駅弁を産地から直送して販売する。
会場内には購入した弁当をその場で食べられるイートインスペースを設けるほか、全国各地の地ビールと日本酒を10種以上楽しむことができるバーも開設し、飲み比べセットや1杯からの販売を行う。
催事担当の遠藤誠一郎さんは「駅弁といえば旅。それぞれの場所の駅弁を買って、旅の記憶を思い出して楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は16時まで)。今月30日まで。