梅田と大淀方面をつなぐ「うめきた地下道」が12月19日10時に閉鎖される。出入り口を移設し、地上歩道に振り替える。
同地下道は1928(昭和3)年に開通し、89年間にわたり梅田スカイビル~グランフロント大阪間の往来などに使われてきた。
代替通路として、現在の東出口から約35メートル南に新たな入り口を整備する。通路はそこから地上部を約150メートル西へ延び、地下への階段につながる。地下道でJR東海道線支線の下をさらに約50メートル西へ進み、階段を上がると大淀に至る。
現在の出入り口施設と横断歩道は撤去する。
地下道は、旧国鉄梅田貨物駅によって分断された両地域を結ぶ通路として整備された。開通当時は全長約500メートルあったが、2006年に「うめきた1期開発」により約200メートルに縮小した。
大阪市とJR西日本が進めているJR東海道線支線地下化・新駅設置事業(2023年春に新駅開業予定)が完了し、地上部の線路を撤去、東西道路(大阪駅北1号線など)が完成すれば、東西を地上だけで往来できるようになる。