大阪・茶屋町に建設予定の8階建て商業ビルに2018年4月、ミズノ(大阪市住之江区)の世界旗艦店「MIZUNO OSAKA」(北区茶屋町)がオープンする。
阪急電鉄が建設する「(仮称)茶屋町17番地計画ビル」に出店する。ブランド理念の発信や商品企画などの情報収集が狙い。海外モデルや直営店限定モデル、スポーツカジュアル品などを販売する。目標売上高は開業から1年間で約13億円。
売り場は、1階=スポーツカジュアル、2階=ラン&マルチトレーニング、3階=球技・陸上・武道、4階=水泳&ラケットスポーツ、5階=ウォーキング&アウトドア、6階=野球&ソフトボール、7階=ゴルフという構成。
建物は2018年3月31日に竣工予定。近く解体が始まる共同住宅「茶屋町アパート」の跡地と東側駐輪場を合わせた敷地442平方メートルに、鉄骨造り地下1階地上8階建て、延べ床面積2778平方メートルで建設する。
周辺は「NU茶屋町」「梅田ロフト」などが集まる商業地で、2017年3月下旬~4月下旬には阪急三番街のリニューアルも控える。ミズノの進出に、阪急電鉄は茶屋町の活性化と来街者層の拡大を期待する。
「水野兄弟商会」として1906年に大阪市北区で創業したミズノは、今年111周年を迎える。直営店舗数は海外182店、国内35店。今後、健康関連などに特化した直営店を年間5~6店ペースで出店し、2020年の55店体制を目指す。