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梅田「阪急三番街」改装へ 「古書のまち」は移転、水族館跡には新展示

「阪急古書のまち」の移転先「うめ茶小路」のイメージ

「阪急古書のまち」の移転先「うめ茶小路」のイメージ

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 梅田の商業施設「阪急三番街」(大阪市北区芝田1)が2017年3月下旬~4月下旬、リニューアルする。「古書のまち」は移転し、水族館跡は展示空間にする。

「かわいい水族館」跡に「HANKYU BRICK MUSEUM」(イメージ)

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 阪急梅田駅の駅下に広がる同施設は1969(昭和44)年に開業。北館、南館(各地下2階~地上2階)を合わせて255店が営業している。

 リニューアルするのは北館と南館の一部。紀伊國屋書店の東側「マドレーヌアベニュー」(南館1階)は、和の雰囲気が漂う「うめ茶小路」(約770平方メートル)に改装、茶屋町側の高架下にある「阪急古書のまち」を移転する。新ゾーンは木目を基調に日本伝統の組子でデザインし、訪日観光客にも日本らしさをアピールする。リニューアル後の店舗数は13店。「阪急古書のまち」跡の活用策は後日発表する。

 今年8月に閉鎖した通路水族館「かわいい水族館」跡には、レゴブロック作品を展示する「HANKYU BRICK MUSEUM(はんきゅう ぶりっく みゅーじあむ)」をオープンする。

 展示するのは「水族館」「阪急・阪神沿線の街並み」「阪急梅田駅」など5作品。制作は、世界13人目、日本唯一のレゴ認定プロビルダーで、東大レゴ部の創部者でもある三井淳平さんに依頼する。同施設によると「大人も見応えのある大きくて精巧な作品」になるという。

 北館の1階・地下1階も店舗を入れ替え、フロアを再編成する。1階(対象面積約3500平方メートル)には雑貨店を中心にスキンケアや食物販店などを導入し、梅田で働く女性が仕事帰りに立ち寄りやすくする。リニューアル後の店舗数は23店。

 地下1階(同約5100平方メートル)には、玩具やキャラクター雑貨などの店舗を集め、家族で楽しめるフロアにする。リニューアル後の店舗数は10店。同フロア共用部には、子ども向けの休憩スペース「ふれあい広場」も新設。映像の動物や魚に触れると色や動きが変化する床面ディスプレーを設置する。

 2017年1月16日からリニューアル工事に着手する。

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