梅田経済新聞の2016年累計PV(ページビュー)ランキング1位は、「中崎町に『モチアイス』 卵と乳製品使わない独自のレシピで作る『マラサダ』も」だった。
1位には、大阪・中崎町のドーナツ店「リノハワイアンベーカリー」が新メニュー「モチアイス」を始めた記事、2位には約8000匹の金魚で話題を集めた水槽アート「アートアクアリウム展」、3位にはレストラン「俺のフレンチ」の大阪2号店がランクインした。
ランキングは今年1月1日から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 中崎町に「モチアイス」 卵と乳製品使わない独自のレシピで作る「マラサダ」も(2/12)
2. 大阪・堂島で「アートアクアリウム展」 約8000匹の金魚で水中アート(7/12)
3. 梅田にレストラン「俺のフレンチ」 大阪エリア2号店(7/1)
4. 大阪・中津で「昭和遺産ラブホテル展」 珍部屋を写真パネルで紹介(6/28)
5. 梅田・東通商店街に「もうやんカレー」 初日から行列(4/4)
6. 梅田「阪急三番街」改装へ 「古書のまち」は移転、水族館跡には新展示(12/13)
7. 大阪駅南に新歩道橋「スカイウォーク」開通へ 大丸~阪急間が接続(9/15)
8. ブルースタードーナツ、阪神梅田本店に関西初の常設店 9種類販売(9/9)
9. 阪急うめだで「パンフェア」 異色の組み合わせを特集(9/8)
10. 梅田・阪急三番街の通路水族館が閉鎖へ 別れ惜しむ客で混雑(8/31)
上半期1位の「リノハワイアンベーカリー」が、年間でも1位を獲得した。2015年10月に今矢克昭さんが夫婦で開いた同店のマラサダは、アレルギーを持つ子どものために卵と乳製品を使っていない。独自のレシピで作る日本初の商品が高い人気を誇っている。
2位には、5回目の大阪開催となる「アートアクアリウム展」がランクインした。5段の水槽に2000匹の金魚が泳ぐ展示や、「宇宙」がテーマの新作など、多彩な演出が感動を呼んだ。
3位は、2013年の「松竹芸能角座広場」店以来となる待望の大阪2号店を開業した「俺のフレンチ」。回転率で収益を上げるビジネスモデルで、腕利き料理人の高級な料理を手頃な価格で楽しめる。
飲食に関する記事がトップ10の半分を占める一方、今年は変わりゆく街の動きを伝える記事が広くアクセスを集めた。
「昭和遺産ラブホテル展」(4位)は、関西を中心に失われつつある昭和期のラブホテル文化を特集し、共感を呼んだ。阪急三番街の通路水族館の突然の閉鎖(10位)と、「古書のまち」移転(6位)のニュースは、驚きと寂しさをもって受け止められた。
今年2月に閉店した大阪・西天満の「もうあかん」靴店跡地にはすでにファミリーマートがオープンし(13位)、「かわいい水族館」跡には来春、レゴブロック作品の展示スペースが設けられる。
今年4月にオープンした東通商店街のカレー店「もうやんカレー」(5位)も、開業からわずか半年の9月30日に閉店した。変化の激しい梅田の様子が如実に反映されたランキングとなった。