大阪・北浜の猫がいるギャラリーで「猫展」-白猫・クーがお出迎え

72人の作家による猫作品が集まる約40平方メートルのスペース

72人の作家による猫作品が集まる約40平方メートルのスペース

  • 0

  •  

 北浜の「10W gallery(テンワットギャラリー)」(大阪市中央区平野町1、TEL 06-4707-4356)で5月11日より、猫作品を展示販売する「猫ふんじゃったなギャラリーPART6」が開催されている。

[広告]

 ギャラリーのオーナーは、ワット・コーポレーションの酒井章子さん。28歳の時に独立したフリーの編集者で、現在は企業広報物の編集などを手がけている。事務所と自宅を兼ねるマンションの一角に「一人で仕事をしているとなかなか情報が入ってこない。集まった人から情報を得るためにもパブリックなスペースが欲しい」と2003年にギャラリーをオープンした。

 同展は2003年から始まった企画展で、毎年ゴールデンウィーク明けに開催され今年で6回目。飼っている白猫のクーが階下の自宅からギャラリーに上がってくるようになり、「猫がいるから猫展でもしようか」というのが始まりだったという。人好きでギャラリーに常駐するクーはブログでも有名な看板猫。雑誌の表紙を飾ったこともある。

 今回は関西を中心に72人の作家が、猫をテーマにした写真・イラスト・立体・陶芸・雑貨のほか、猫の首輪やおもちゃなどオリジナル作品を展示販売している。来場客は20~40代の女性が多く、目的は展示物の購入。初日には約150人が来場し、即日完売した商品もあるという。人気があるのは、猫の首輪やマタタビ入りおもちゃ、ポストカードなど。今回はブログ「ギャラリー猫の憂鬱」からセレクトしたクーと三毛猫・チチのポストカード写真集「ギャラリー猫の憂鬱」(30枚つづり=1,050円)も販売している。

 3回目の出展という宮野耕治さんは、雑誌、新聞、企業の広報物などで活躍中のイラストレーター。今回は立体1点と平面1点を出品した。「猫のテーマ一つで焼物、写真、パッチワークなどいろんなジャンルの作家さんがいて勉強になる」「立体を作る機会も少ないので来年も出展したい」と話している。

 同展について、酒井さんは「来場する人それぞれの猫琴線があるので、『猫』というくくり以外はノーテーマ、ノー審査で来年以降も続けていきたい」と話している。開場時間は15時~20時。今月24日まで。

ギャラリーに常駐するクーちゃん(関連画像)出展している宮野耕治さんと宮野さんの作品(関連画像)ポストカード写真集「ギャラリー猫の憂鬱」(関連画像)10W galleryギャラリー猫の憂鬱

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース