新梅田シティ南に6月11日、大阪・富田林のナポリピザ専門店「ガレリア」が梅田店を開業する。
2001年11月に大阪府富田林市で池田浩晃さんが創業した同店。「自分が食べたいものを極力手作りで、安く提供する」の信念で地道に研究を重ね、名店と評価されるまでに成長した。
「今の店は超貧乏時代に開いたので狭くて質素。空間でも楽しませたい」と、梅田での新店開業を決意。全国から来訪する客のアクセスも考え、同所を選んだ。「梅田の駅に近いながら、のんびりした大淀の雰囲気が気に入った」と池田さんは話す。
新店のコンセプトは「植物工場と近代的ピッツェリアの融合」。本店と同じく店内に植物工場を置き、バジル、ハーブ類、レタスなどを無農薬で栽培する。プラント設計から池田さん自ら手掛けたという植物工場をインテリアに取り込み、モダンな内装に仕上げる予定。
メニューは、ポンテコルボ社の水牛モッツァレラを使った「マルゲリータ」(1,400円)と、「生ハムとルッコラ」(1,600円~)が代表的。ゴルゴンゾーラ、プロボラアフミカータ、パルミジャーノ、モッツァレラのチーズ4種類を使った「クワトロフォルマッジ」(1,700円)や、「マリナーラ」(800円)もお薦めという。ランチには200円でサラダとドリンクが付く。
池田さんの前職はホンダ・自動車ディーラーの所長。出身大学は関西大学文学部という異色の経歴の持ち主で、料理の世界とは縁遠かった。起業当初は料理人を雇っていたが、「究極」にこだわる持ち前の探究心から自分で作る店を開業したところ評判を集めた。
「富田林のような郊外では、おいしいだけでは客は来ない」と話す池田さんは、「梅田でもお客さまが驚くような『究極のピザ』を提供したい」と意気込む。
場所は旧「ベーグル&ベーグル」跡で、店舗面積は既存店の3倍となる146平方メートル。席数は25席。
営業時間は、ランチ=11時~14時30分、ディナー=17時30分~21時。火曜定休。