ビジュアルアーツ専門学校大阪(大阪市北区曽根崎新地2)に9月13日、劇場公開を今月26日に控えた映画「劇場版 零~ゼロ~」の安里麻里(あさとまり)監督が登場し、トークと質疑応答を行う「ティーチイン」を行った。
累計売上本数130万本を突破した同名ホラーゲームシリーズを実写化した同作。山間の町にある学園寮で暮らすアヤ(中条あやみ)が部屋にこもってしばらくたったある日、生徒たちが一人、また一人と姿を消す事件が起こった。失踪した少女たちは皆、一枚の写真を見て以来、アヤの幻に悩まされるようになっていた、というストーリー。
「ティーチイン」は、同校試写室で同映画を見た学生らを前に行われた。安里監督が本作品についてトークした後、学生との質疑応答を行った。安里監督は同作について「奇麗だけど怖い映画を追求した。耽美(たんび)ホラーを作るために、ハイビジョンでなく16ミリで撮影した」と説明。さまざまなシーンでの実際の撮影方法や、監督になった経緯など、学生に向けて話した。
学生から「うまくなるシナリオの書き方」について質問されると、安里監督は「自分が一番好きな映画を分析するのが一番。自分の体感による物語の流れと、実際の尺感はかなり違うことがある」とアドバイスした。