JR西日本は3月31日、大阪駅環状線ホームの発車メロディーを「やっぱ好きやねん」に決定したと発表した。
昨年3月に発表した「JR西日本グループ中期経営計画2017」で「大阪環状線のブラッシュアップ」を掲げた同グループ。「大阪環状線改造プロジェクト」をスタートさせ、駅構内や高架下商業施設の開発・リニューアルなどの魅力向上に取り組み、3月18日には大阪環状線で親しまれているオレンジ色の103系車両をモチーフにした外観の複合施設「ビエラ玉造」を開業した。
同プロジェクトの一環として3月15日には、大阪環状線内の3駅で発車メロディーを先行導入。「森ノ宮」駅は駅名にちなみ「森のくまさん」、「京橋」駅は「ゆかいな牧場」の替え歌で「大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやでぇ」の歌詞と曲調が「うまい」「にぎやか」のイメージを想起させる「大阪うまいもんの歌」、「西九条」駅はユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ向かう乗換駅であることから、アメリカの伝統的な行進曲「アメリカン・パトロール」を採用し流している。
5月1日には、大阪ステーションシティ開業3周年に合わせ、大阪駅環状線ホームでも発車メロディーを導入。「大阪といえばこの歌。大阪を心から愛してくださった、故・やしきたかじんさんの代表曲」と、大阪の中心である「大阪」駅の発車メロディーに「やっぱ好きやねん」を採用した。
発車メロディーは、現在の「ドアが閉まります、ドアが閉まります、ご注意ください」のアナウンスの前に、サビ部分をアレンジした5~6秒のメロディーが流れる。大阪環状線では1日約500回聞くことができる。
大阪環状線の残りの15駅の発車メロディーは来年3月までに順次導入予定。