JR大阪三越伊勢丹(大阪市北区梅田3、TEL 06-6457-1111)地下2階食料品フロア南側催物場に2月12日、バンタンデザイン研究所大阪校(中央区)の学生が企画・プロデュースしたスイーツショップ「ゆめ屋けんぴ堂」が3日間限定でオープンした。
同校ビジュアルデザイン学科の2年生9人が開いた同店。「平面デザインだけではなく、さまざまな角度から新しいものを作れるクリエーターを目指そう」という趣旨の下、ブランディングの授業の一環として企画が実現した。
同企画では、「芋けんぴの芋をほかの野菜に変えると新鮮なのでは」という叶野夢(かのうゆめ)さんのアイデアを基にMDチーム、広報チーム、商品チームに分かれて女性向けの商品に取り組み、試作・製造はプロに依頼。「7種類の野菜で試作を始めたが、グラフィックの勉強をしている学生なので食材などには詳しくなく失敗も多かった。1年にわたる長期の課題なので、情報共有やコミュニケーションをとるのが難しかった」と振り返る。
「水分が多い食材、できあがりの色がきれいにならない食材などがあり、何度も試作を重ねた」と言い、最終的に食材はサツマイモ、レンコン、ゴボウに絞り、プレーン、黒ごま、ショウガ、シナモンなど、フレーバーを増やして10種類の商品に仕上げた。価格は、サツマイモ、レンコン、ゴボウ=各351円、各食材やフレーバーをミックスしクルミを加えた「ミックス」=401円、ミックス以外の3つよりどり=1,001円。
「商品もすごくおいしくパッケージもかわいいものができた。百貨店の催事としてみんなで考えたので、一度足を運んでもらえれば」と叶野さん。3日間で20万円の売り上げを目指す。
営業時間は10時~20時30分。今月14日まで。