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グランフロント大阪「ナレッジキャピタル」、吉本興業とロボット演劇も

発表会に出席したナレッジキャピタル・宮原秀夫代表理事(左)と日本科学未来館の毛利衛館長

発表会に出席したナレッジキャピタル・宮原秀夫代表理事(左)と日本科学未来館の毛利衛館長

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 ナレッジキャピタルとKMOが11月7日、来春開業予定のグランフロント大阪(大阪市北区大深町)の中核施設「ナレッジキャピタル」の取り組みを発表した。

平田オリザさんと石黒教授のアンドロイド

 ナレッジキャピタルは「グランフロント大阪」Bブロック南棟地下2階~地上8階、北棟地下2階~地上13階に位置し、延べ床面積は8万8200平方メートル。施設内の「ナレッジオフィス」「コラボオフィス」には、大阪市立大学や大阪大学、慶応義塾大学など大学や、情報通信研究機構、アシックス スポーツ工学研究所などの研究機関、大阪ガス、コクヨファニチャーなどの企業、士業、先端技術に触れられる「ザ・ラボ」には、マッスルやヴイストンなどのロボット開発企業、大日本印刷、凸版印刷などの企業が参画を決定しており、企業人、研究者、クリエーター、一般ユーザーが集まり交流することで、「感性と技術の融合で新しい価値を創造する」施設を目指す。

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 同日には、サイエンスミュージアム「日本科学未来館」(東京都江東区)との包括的な基本協定を締結し調印式も行った。今後は、科学技術に関する展示やオリジナルの企画展、人材育成プログラムなどを共同開発する。ナレッジキャピタルの宮原秀夫代表理事は「より多くの人に科学と技術に興味を持っていただき、理科離れ阻止に貢献したい」と話す。日本科学未来館の毛利衛館長は「日本科学未来館とナレッジキャピタルは、アプローチの違いはあるが目的は同じ。共に日本全体が豊になる活動をしていければ」などとスピーチした。来年4月下旬の開業イベントでは、「世界一の日本の技と人」をテーマにしたイベントを開催する。

 4階にオープンする約380席の多目的劇場「ナレッジシアター」のこけら落とし公演には、ロボットと人間の共演による演劇「銀河鉄道の夜」の世界初演が決定。宮沢賢治さん原作、大阪大学教授・平田オリザさん脚本・演出による同公演では、大阪大学ロボット演劇プロジェクトと吉本興業がタッグを組み、大阪大学教授・石黒浩さんのグループが開発した、人と関わる機能を備えたロボット「ロボビー」と、吉本興業のオーディションにより選定した愛純もえりさんを起用。約1時間の舞台を披露する。平田さんは「これまでのロボット展示では感心はするが感動するものはなかったが、ロボット演劇は国内や海外で広く公演してきている。大阪大学と吉本興業で最先端技術とエンターテインメントが融合したキラーコンテンツを作り、国内外の人がこの公演を見に大阪に来るようなコンテンツに育てたい」と意気込む。

 開業前のプレイベントでは、日本、香港、韓国、シンガポール、台北の学生が手掛けたデジタルコンテンツを紹介する「ナレッジキャピタル アワードver.0 アジア学生クリエイティブEX.」を12月13日に開催。国内大学10校による最先端テクノロジーコンテンツの展示や世界で活躍するトップクリエーターのトークショー、テレビ局や広告代理店が日本とアジアの学生をスカウトする「みんなで発掘『スター誕生 スカウティング』」などを予定する。

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