ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区梅田3、TEL 06-6344-1235)19階レストランフロアエレベーターホールに現在、お菓子で作られた通天閣が展示されている。
新世界の通天閣とルナパーク100周年を記念して制作された同作品。「100周年をどう表現するか」が一番悩んだ点だといい、「新旧を対比させ100年の流れを表現した」(調理部ベーカーチーフの渡部人美さん)という。86センチ×86センチの台座部分には開業当時のルナパークを描き、高さ48センチの立体作品で現在の通天閣を表現した。作品内にはチョコレートで作り金箔(きんぱく)を貼ったビリケンさんも登場する。
作品はチョコレート3キロ、砂糖20キロを使い、砂糖と卵白を練った生地に色を付けて製作。ベーカースタッフ10人が約3カ月をかけて完成させた。渡部さんは「土台になっているルナパークを表現する小さなタイルを、コツコツとみんなで貼るところが大変だった。肉眼で見ても分かるが写真に撮った方が対比しやすいかも」と話す。