![「燕の巣入り温製アーモンドスープ」を調理するウー・ホイミンさん](https://images.keizai.biz/umeda_keizai/headline/1334920181_photo.jpg)
ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区梅田2)の中国料理店「香桃(シャンタオ)」で4月19日より、新しい料理長にウー・ホイミンさんが着任したのを記念したスペシャルランチ&ディナーコースの提供が始まった。
ミシュランガイドによる格付けで3年連続1つ星を獲得したほか、快適さやサービス面でも評価が高い同店。「新たな魅力をお客さまに提供するために新しいシェフを招いた」(パブリック・リレーションズ マネジャーの浜田理絵さん)といい、本格的な広東料理に加え、専門シェフによるさまざまな点心、中国政府公認中級茶芸師・評茶員による種類豊富な中国茶を提供する。
1973年生まれ、中国・広東省出身のウーさんは、香港のレストラン数軒で修業を積んだ後、料理番組や香港映画にも出演する香港の巨匠・チャン・トンさんの下で約3年修業。その後、香港の「利苑」「百樂潮州酒棲」、シンガポールの「翡翠金閣」で副料理長を務め、2008年からはタイの「翡翠金閣」、2009年からはマレーシアの「大同酒家」で総料理長を務めた。
ウーさんの料理は本場の広東料理で、見た目にもこだわる。「おいしいのはもちろん、体にどういいかを考えて作っている」とウーさん。ランチで提供する「つぶ貝とメロン、鶏の蒸しスープ」は、「乾燥する季節に喉を潤す」といい、ディナーのデザート「燕の巣入り温製アーモンドスープ」は「美容と肺にいい」と話す。特に手間を掛けているのは燕の巣だといい、「不純物を取り除いてアーモンドも一粒ずつひいている。卵白を入れてすぐに食べてもらいたい」と、こだわる。
ウーさんは「お客さまの雰囲気、状況に応じてその時に一番の料理を出していきたい。中国にない食材もたくさんあるので今後使っていきたい」と意気込みを見せる。
ランチメニューは7品8,475円、ディナーメニューは7品2万1,470円。営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時30分、ディナータイム=17時30分~21時30分。