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大丸梅田店で「MADE IN JAPANクラフトフェア」-気鋭の職人を特集

「JAPAN」を感じさせる売り場を表現した

「JAPAN」を感じさせる売り場を表現した

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 大丸梅田店(大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231)8階紳士雑貨中央イベントスペースで3月14日、MADE IN JAPAN クラフトフェア「ジャパン・クオリティ 物士(もののふ)」が始まった。

レディオアオーダーの財布「YOASOBI」

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 日本のものづくりの伝統と品質を守る、若い感性をもった職人を「武士(もののふ)」に例え、「物士(もののふ)」として紹介する同フェア。売り場には桜の生木を配置し、日の丸をアレンジしたロゴ、畳を使ったディスプレーなどで「JAPAN」を感じさせる売り場を表現した。

 「レディオアオーダー」では、パイソンの端材をパッチワーク風につないだ財布「YOASOBI」(1万5,750円)などを販売。オーナーでデザイナーの井戸崇史さんが「夜遊びに行く時に前ポケットにも入る粋な財布が欲しい」と作ったもの。「カードと札が入るギリギリの大きさ」で、カラーバリエーションも豊富。既製品のほかオーダーも受け付け、「ファスナーの向きを逆にするなど、左利き用にも対応する」という。

 イタリア伝統の「バケッタレザー」にこだわる「エスペラント」は、イタリアの名門「バタラッシィ・カルロ社」の革職人シモーネ・レミさんと意気投合し、作り上げたオリジナルの革「エスペラントレザー」を使った財布やバッグを販売。「誰にもまねされないような見る角度によって変わる革を作った」といい、「日本のものづくりの底上げに貢献できれば」と、メード・イン・ジャパンにこだわった製品をそろえる。

 大国町にショップを構える「Munekawa(ムネカワ)」は、植物タンニンなめしの革を使い「愛着を感じてもらえるまで使えるように補強している」という財布やショルダーバッグを販売。「とにかく長く使ってもらいたい」と、二つ折り財布は手縫いでより糸締まりをよくし裏地も革のまま作る。「プレートを入れずポケットに入れやすいように工夫した」という靴べら(1,900円)などの革小物も販売する。

 革のカラーが独特な「YUHAKU(ユハク)」は、絵描きを目指していた仲垣友博さんが革をキャンバスに見立て、4~8色の色を重ねて染め上げる独自の手染め技法を強みとするブランド。店頭に出ている商品に好きな色がないことから染色を始めたといい、二つとない商品を作る。

 「クランキー・H・バード」は、ハンドカービングを得意とするブランド。「カービングをするとベタなアメカジになるところをかっこいいデザインにしている」と同店バイヤーの垂水雅和さん。姫路を拠点とする靴製作の「エスペルト」は、「ちゃんとした靴を作る責任」をコンセプトに、日本人の足型に合わせた靴作りを続けるブランド。既製品で合わない場合は同額でオーダーも受ける。「あつらえ靴は敷居が高いという考え方を変えていければ」と同社の酒井政聡さん。

 垂水さんは「こだわりを持つ人に支持されているブランドを集めたので、職人と会話しながら買い物を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、日曜~木曜=10時~20時30分、金曜・土曜=10時~21時。今月27日まで。

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