阪神電気鉄道(大阪市福島区)は昨年12月、ビジネス創造コミュニティーセンター「梅田MAG(マグ)」を立ち上げ、4月から経営戦略セミナーを開講する。
2009年に西九条-大阪難波駅間を延伸開業し、大阪に梅田、難波2つのターミナル駅を要する阪神電鉄。「梅田地区の活性化に向けた街作りのため、もう一度梅田に力を入れていこう」と、関西における人材育成、起業支援、異業種交流の場を設ける。「次世代を担う知性・感性豊かな人材が集い、未来を創造する磁場(Magnetic Field)となることを目指す」という。
同センターでは4月から2013年2月にかけ、企業の幹部候補生や起業を目指す人を対象に経営戦略セミナーを開講。INAX、ケンウッド、伊藤忠商事、ブリヂストン、ベネッセコーポレーションなど約100社のCIを手掛けた中西元男さんによる「戦略経営デザイン論講座」、欧米企業の日本進出や日本企業の新規事業参入にコンサルタントとして携わる大江建さんによる「実験経営学講座」を開く。受講料は両講座で31万5,000円。1講座のみの受講も可能で、連続講座のほかに単発の公開講義も開講する。会場はハービスOSAKA(北区梅田2)。定員は30人。
講座の詳細はホームページからダウンロードできるほか、ハービスOSAKA6階「ガーデンシティクラブ大阪」にもパンフレットを設置する。
「自己啓発、異業種交流の場として利用していただきたい」と同社広報担当の長田真由美さん。当初は拠点を持たないが、「将来的には梅田に設けたい」とも。