梅田ロフト(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111)が10月5日、リニューアルオープンした。
1990年4月19日にオープンした同店。開店から21年がたち、暮らし方の行動や価値観、こだわりの変化から個々のニーズが多様化。そのニーズに応えようと、「よりハイエンドな雑貨専門店『次世代ロフト』」としてリニューアルを図った。
1階入口近くにはスーベニールショップ「おもたせ」が登場。同店が提案する関西土産のショップで、2,000円以内で気軽に買えるギフト商品、ファッション雑貨をそろえる。他の売り場とは違う専用袋も用意し、そのまま手渡せるようにした。11月下旬までは、中崎町の5つのショップも出店する。「中崎町はおしゃれなイメージがあるが、少し離れているので行ったことがない人もいる。商品を見て中崎町に足を運んでもらえれば」と販売促進スタッフの林貴美さん。
2階の健康雑貨売り場は、「自分磨きのための美と健康のフロア」にリニューアル。日本人の肌に合わせた「J-コスメ」コーナーを設け、製法や原料にこだわった日本発コスメをそろえる。売り場内にはカウンセリングカウンターを関西の店舗で初めて設置し、ビューティーアドバイザーのカウンセリングが気軽に受けられるようにした。
3階は、これまで問い合わせが多かったバー用品を充実させ、コーヒーやワインを楽しむ道具と器を編集。4階は雑貨感覚で購入できるグリーンの売り場を拡大。モバイルツールを音源としたサウンドシステムやスピーカー、ヘッドホンなど、ハイエンドなサウンドライフを提案するコーナーも展開する。
5階は、クリエーターズトイやトラベル用品、ビジネスバッグや革小物を充実させた。「トラベル用品の問い合わせは以前から多かった。売り場で商品を見て、旅行したいと思ってもらえる空間になれば」。6階にはウエディングコーナーを設け、相談カウンターも設置。売り場を広くし、招待状用など用紙類を増やした。
7階には雑貨と書籍で表現する売り場として、さまざまなテーマで構成する編集売り場「LOFT NEXT」が誕生。フランスをはじめとする海外アーティストのエージェントとして活動する「ジュウ・ドゥ・ポゥム」の世界観を表現するミニギャラリー、ショップ、ビンテージ生地を使った「縫わない手芸・カルトナージュ」、フランスで買い付けたボタンやデコレーションパーツなど、コレクション性の高い手芸用品を集積する。「ビンテージものが多いので、好きなものを見つけてもらえたら」と林さん。同フロアには、展覧会やトークショー、セミナーなどを開催する催事場「ロフトフォーラム」が約10年ぶりに復活。現在はデザイン集団「GROOVISIONS」の展覧会を開催中。今月25日まで。
リニューアルにあたり、「梅茶(うめちゃ)」「梅茶人(うめちゃじん)」などのワードと人のイラストを広告ビジュアルなどに起用した同店。梅田・茶屋町、ロフト周辺を「梅茶」とし、「アメ村」「天六」のように個性的なエリアを目指すという。「梅茶人」は「梅茶」周辺にいそうな人々を描いた。「関西の方に気軽に呼んでもらい茶屋町エリアを盛り上げていきたい」と林さん。
営業時間は10時30分~21時。