梅田芸術劇場(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6377-3800)メインホールで10月15日、50カ国の傑作CM500本をオールナイトで上映する「世界のCMフェスティバル2010 in OSAKA」が開催される。
同フェスは、今月30日から始まる「第17回大阪ヨーロッパ映画祭」のプレイベントとして実施するもの。1981年、パリで「CM食らい放題の夜」として始まり、19回目を迎えた1999年に福岡に上陸。大阪では、大阪ヨーロッパ映画祭との共同プロデュースで2002年に初めて開催され、同映画祭の目玉イベントとして定着している。
「今年のおすすめ特集は、ロンドン直送!最新CM『APA50』 、世界の交通安全CM特集、80年代キッチュCM特集」と話す同映画祭事務局の本多歩さん。今秋入荷したばかりの撮れたてCMも上映。「以前はCGを駆使していることが前面に押し出されたCMが多く見られたが、今回はCGを使いながらも、それがより実写の自然な映像に見えるように工夫を凝らしたCMが多いように思う。動物が登場するCMも多い」。
「アニマトロニクス(アニメーションとエレクトロニクスを合わせた造語)の手法で作られた、イギリスの『ノーラン・チェダーチーズ』、スピーディーな操作性を音波や電光の速さと比較する化学実験のようなGoogleの新ブラウザー『クローム』のCMも珍しくておすすめ」とも。環境破壊防止、ストップエイズ、交通安全など、社会派CMも多く登場するという。
5部に分けて行う上映の幕間には、ゲストのライブパフォーマンスや抽選会なども予定。開催時間は22時30分~翌5時30分。料金は、VIP席=5,000円、指定席=5,000円(前売り4,500円)、自由席=4,500円(前売り3,800円)。