大阪市が3月上旬から整備を進めてきた約600台分の駐輪場が4月12日オープンした。
大阪市は3月30日より、飲食店やオフィスビルが密集する堂島、北新地周辺を新たに自転車放置禁止区域に指定。町会、商店会関係者と「自転車まちづくり地域協定」を締結し、地元事業者による従業員への自転車利用自粛の取り組みや、駐輪施設の整備など、市民協働で放置自転車への啓発や撤去を行う一方で駐輪場整備も進めてきた。
商業施設「イーマ」周辺には自転車約200台分、原動機付自転車44台分、阪神百貨店北側に自転車約140台分、大阪駅前第1ビル~同第3ビル間に約80台分、第3ビル東側・御堂筋沿いに約160台分の駐輪場を新たに開設。利用料金は、イーマ、阪神百貨店周辺の商業エリアでは、自転車は駐輪後2時間までは無料、2時間~5時間=100円、5時間~24時間=150円。第1ビル~第3ビル周辺のビジネスエリアは、1時間まで無料、1時間~24時間=150円(コインポストの駐輪場は1日1回150円)。
大阪市は引き続き整備を進め、5月中には大阪第一生命ビル周辺や、四ツ橋筋~御堂筋間の2号線沿い、梅新東交差点付近などに400台分を整備するという。
大阪市建設局放置自転車対策担当者は「(駐輪場の整備はしているが)放置自転車数に対し駐輪場が足りていない。自転車の利用を控え、できるだけ公共の交通機関を利用してほしい」と呼びかける。