大阪天満宮(大阪市北区天神橋2)の境内で2月15日から、日本各地で作られた梅酒の「日本一」を決定するコンテスト「天満天神梅酒大会2010」が開催されている。
来場者は一般審査員として、北海道から沖縄まで全国各地157蔵から集まった242銘柄のなかからどれでも好きなものを試飲でき、気に入った5銘柄に投票する。一般投票の上位に選ばれた銘柄はソムリエなど約20人の審査員によるブラインドテイスティングで最終審査が行われ、「日本一」に選ばれた銘柄には「天下御免」の称号が与えられる。ラベルやボトルなど見た目の良さの投票も受け付け、最多得票の銘柄には「大阪市長賞」が贈られる。
天神橋筋商店街1丁目の飲食店では、「こだわりの自家製梅酒」を対象とした「U-1グランプリ」も開催。期間中、エントリーした12店を審査員が訪れ、味わいや香り、提供方法なども含めて総合的に審査を行う。一般客も各店で自家製梅酒を楽しむことができる。同実行委員会の下妻季可(りこ)さんは「梅酒を通して地域活性化を目指すための試み。将来的には、天神橋筋商店街全体で1年を通じて梅酒が楽しめるようになれば」と話す。
会場では、同宮周辺でとれたウメの実を使った「天満梅酒」(700円、限定700本)を販売するほか、コンテストにエントリーしている梅酒の即売会も行う。
開催時間は10時~16時。試飲投票券は500円。同宮で開催中の「大盆梅展」(拝観料=500円)の入場者には無料で配布する。2月21日まで。上位銘柄の発表と「日本一」の表彰式は今月28日14時~。