阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)は9月3日、2005年から始めた建て替え事業の第I期棟工事を完了し新装オープンした。建て替え工事に伴う費用は約600億円で、2009年度通期、イングス館、メンズ館と合わせ1,330億円の売り上げを目標にする。
第I期棟は「流行と洗練された暮らしを楽しむ女性顧客」をメーンターゲットに、高感度で世界水準のファッションを提供する館として構築。ハード面も改善し、阪神百貨店梅田本店、JR大阪駅「フロートコート」をつなぐ歩道橋から2階店内に入ることができるようになり、地下1階はフロアの床を下げ、地下鉄御堂筋線改札と地下街「ホワイティうめだ」近くに入口を設け、利便性向上を図った。
食料品売り場は地下2階から地上1階まで3フロアで構成。地下2階には生鮮食料品ゾーン「阪急デイリーマート」を、地下1階は和・洋・中の総菜やすし、弁当、パンを販売する。中華総菜では「聘珍樓」も初登場。1階には和・洋菓子合わせて14ブランドが新たに出店する。豊中の人気ショップ「ムッシュマキノ」、川西の「ファクトリーナカタ」と阪急がコラボレーションしたスイーツショップ「HAMON」や、京都・丹波の「足立音衛門」から「おとなだけの『半熟』プリン」などが登場、堂島ロールの「モンシュシュ」や、マカロンの「グラモウディーズ」も。自主編集コーナー「ワインのある暮らし」では、ワイン、チーズ、パンを一つの売り場に集約し展開する。
3階に移動した化粧品売り場中央には、メークアップドレッサー6台を設置したビューティースタジオを新設し、メークアップアーティストによるトレンド提案やパーソナルメークレッスンなどを行う。メークアップブランドの「アディクション」「THREE」、ナチュラルコスメの「キールズ」なども初登場。
5階のインターナショナルブティックには、パリに本店を構える高級シューズブランド「ロジェ ヴィヴィエ」の日本初となるブティックがオープン。同フロアには「エルメス」と、大阪初となる「ゴヤール」もオープンする。6階のインターナショナルブティックは「世界標準のモードを集め、独自性と情報発信性の高いファッションを提案」する売り場として、「ディーゼル ブラック ゴールド」や「トリー バーチ」も新たに取り扱う。
今月の営業時間は、日曜~火曜=10時~20時、水曜~土曜=10時~21時(今月3日~12日は21時まで)。