大阪市内を流れる大川で「天の川」再現-LED放流イベント

八軒家浜から天神橋に向かって流れるLED球「いのり星」

八軒家浜から天神橋に向かって流れるLED球「いのり星」

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 大阪市内を流れる大川で「天の川」を再現するイベント「平成OSAKA天の川伝説」で7月7日、LEDを光源とするプラスチック製の球「いのり星」が放流された。

式典では「織姫」と「彦星」がいのり星を放流

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 18時過ぎから八軒家浜船着場(大阪市北区天満橋1)で行われたオープニング式典では、七夕伝説にゆかりのある「星合池(ほしあいのいけ)」の水を、天神橋筋商店街のキャンペーンガール天神天満花娘が大川に放流。同日大阪天満宮で行われた「星愛七夕まつり」で織姫・彦星役を務めた坂元ななみさん(堀川小2年)と池上良熙さん(同)が船上からいのり星を川に放つと、動力船6艇から2万個のいのり星が次々と放流された。

 まだ明るいうちに放流されたいのり星は日が沈むにつれだんだんと輝きを増し、日没後には明るい光を放った。同日の空は雲に覆われていたため星は見えず、訪れた人たちは水面に浮かび上がった一夜限りの「天の川」を楽しんだ。

 同実行委員会では「来年からの本格実施に向けた実験的なイベント」と位置付けており、「水の都への郷土愛の醸成」「七夕の新たな風物詩として、観光力強化」などを目的に掲げている。

 式典で「『民』の力で大阪の観光を盛り上げていきたい」とあいさつした土居年樹実行委員長は「来年は10万個が目標。いずれは100万個。土佐堀川や堂島川にも流れるようにできれば」と話す。事務局は今年の来場者数を約8,000人(南天満公園と八軒家浜の合計)と発表した。

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