
「大阪トップランナー育成事業」のプロジェクト認定証授与式が9月25日、大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島1)で開催された。主催は大阪市、運営は大阪産業局。
新製品・新サービスの事業拡大を目指す大阪府の中小企業を対象に、新規性があり成長が期待できるプロジェクトを大阪市が認定し、大阪産業局が支援する同事業。2013(平成25)年に始まり、これまで134件のプロジェクトを認定した。認定したプロジェクトには、1年間にわたりコーディネーターが1人付き、それぞれの課題や状況に応じて、オーダーメード型のサポートを行う。
授与式では、2025年度第2期に応募があった約70件から選ばれた4社に、認定証と助成金20万円の目録を贈呈。その後、各認定事業者がプレゼンテーションを行った。
梅田エリアで認定を受けたのは、弁護士が運営する身元保証サービスを提供する「あかり保証」(北区西天満4)。清水勇希社長は「身元保証業界の事業者が急増する一方で、無規制であるため、サービスの不履行や金銭トラブルなども増加している」と話す。「超高齢化社会に伴い、身寄りのない高齢者や頼れる家族がいない高齢者が増加していることに着目した」とも。
大阪市経済戦略局企業支援担当部長の中野誠さんは「今回認定した企業は、社会課題の解決に直結するようなプロジェクトを展開している。次の世代につなげてもらい、持続可能な大阪となるよう事業を拡大していってほしい」と期待を込めた。
式典の模様はユーチューブで配信している。