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阪急阪神百貨店、「第3の朝食」で商品企画 カルビー、フジッコと共同開発

グラノーラとヨーグルトのベストマッチを提案

グラノーラとヨーグルトのベストマッチを提案

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 阪急阪神百貨店(大阪市北区角田町8)など3社は、グラノーラとヨーグルトを組み合わせた新商品「ヨーグラート by カスピア」を開発した。6月24日から阪急うめだ本店で販売する。

気分に合った味を7種類から選べる

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 米食、パン食に続く「第3の朝食」といわれながら長年伸び悩んできたシリアル市場が近年、にわかに活気づいている。カルビーのシリアル「フルグラ」は、2011年の売上高37億円から、14年の143億円へと3.8倍に急拡大。けん引役は、焙煎(ばいせん)した穀物やナッツ、ドライフルーツなどに甘味をつけたグラノーラで、最近では本来の牛乳でなく、ヨーグルトをかける食べ方が人気になっている。

 そうした背景から、阪急阪神百貨店では2つをパッケージ化した商品を企画。カルビーと、「カスピ海ヨーグルト」のフジッコに打診して開発にこぎ着けた。同百貨店はこれまでも大手食品メーカーと組んで「バトンドール」「ハッピーターンズ」「グランカルビー」などを共同開発してきたが、メーカー2社を引き合わせて協働するのは初めて。

 「ヨーグラート」は、重ねたカップの上部にグラノーラ、下部にヨーグルトを入れたセット商品。その日の気分に合う7通りの組み合わせを提案しているのが特徴で、例えばリラックスしたい人には「グランカフェグラノーラ&アーモンドミルク」、エネルギーを取り入れたい人には「パインココナッツミックス&マンゴー」を推奨する。20~40代の働く女性をターゲットに、百貨店主要顧客の40~50代ファミリー層まで取り込みたい考え。

 阪急阪神百貨店の第1店舗グループ フード商品統括部長、馬場淳士さんは「シリアル市場は年々伸び、約470億円になった。グラノーラを食べる人は6割で、さらにその4割がヨーグルトと組み合わせている。『朝食革命』とも言えるこの機に、ベストマッチを提供したい」と話す。

 価格は594円。賞味期限は約10日。6月24日~30日は阪急うめだ本店地下1階「ツリーテラス」、7月1日以降は地下2階のグロッサリー売り場で販売する。

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