JR大阪三越伊勢丹(大阪市北区梅田3、TEL 06-6457-1111)地下2階食料品フロアに8月6日、日光天然かき氷の店「四代目徳次郎」が期間限定で出店した。
昭和初期のピーク時には全国に約100軒の氷室があったというが、天然氷の需要の減少や後継者不足、地球温暖化の影響もあり現在では5軒のみ。そのうち3軒が栃木県日光市にある。天然氷の希少性とおいしさとともに地球温暖化防止のメッセージを発信したいと、ジェイフード(愛知県)が全国の百貨店に期間限定でかき氷店を出店している。
日光の天然氷は12月から準備を始め、毎日ゴミやほこり、雪を取り除く作業を繰り返しながら2週間ほどかけ、厚みが15センチになったところで氷を切り出し氷室の中で保存する。「ゆっくりと時間をかけて作られた氷は結晶が大きく、硬くて溶けにくい」と藤原弘樹社長。きめが細かく透明の天然氷を薄く削り、ふんわり柔らかい口溶けのかき氷を提供する。
メニューは、栃木県産とちおとめいちご、和歌山県産つぶつぶみかん、徳島県産阿波和三盆糖蜜、青森県産紅玉りんご(以上、各881円)など。今年は希少糖を含んだプチヴェール緑茶入り、ジンジャー&レモン、やまぶどう(各981円)が新登場し、9種類をそろえる。
営業時間は10時~20時。今月26日まで。同店は改装工事中のため、現在は地下2階食品売り場と10階レストランのみ営業。